足下も大切　建具編

地盤や基礎も大切ですが、実をいうと他にも大切な部分があるんですよ！と言う話し。

「外部木製建具」に関して書かれているホームページは数多くありますが、建具枠の足下の納まりはなかなか無いと思いますのでお見せしちゃいます。

　

■みんなの憩いの場でもあった、「野田の家」の玄関ポーチ。

　

　

■建具枠と壁そして天井が出来てきました。

　

　

■大工さんが血迷ったのか、建具枠を切ろうとしています！

大丈夫です。鋸目を入れているだけです。

　

　

■殺伐とした現場にきらびやかな物が・・・

板金屋さんが、枠の端材で建具枠の下に取り付ける銅板を加工してきていました。

よーく見ると分かりますが、戸決り（トジャクリ）の５㎜を綺麗に折り曲げ加工してあります。

この加工は難しいんです。

　

　

■大工さんが入れた鋸目に銅板を差し込んでタテ枠を保護するのと同時に、水分を吸収しやすい小口には銅板の平板を当て、全溶接します。

　

　

■これは両引き吊り戸部分と銅板を折り曲げただけの水切り部分です。

建具と建具の間の壁は杉板をタテ張りにするので、杉板の小口を雨や清掃時の水から保護するために必要なんです。

　

　

少々マニアックな記事でしたがいかがでしたか？

※次回のブログは「足下も大切　入学式編」