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越谷の家Ⅱ 設計のプロセス

越谷の家Ⅱ 設計のプロセス

Posted by 尾谷 in 建築

越谷市の田園風景広がる敷地に計画した「越谷の家Ⅱ」の設計プロセスをお伝えします。

初めて相談があったのは9ヶ月前の2017年11月。

当初は既存建物の耐震性、断熱性を向上する為に、耐震診断をし大改修を検討していましたが建て替えとなりました。

今まで多くの時間ご家族とヒアリングをしていたので、新築時の要望は特に聞いていませんが、

120坪ある敷地にあるべき姿を思い浮かべ設計をしました。

敷地と建物そして庭のバランス、意味のある開口部のありかた、そして美しい屋根と理にかなった構造をイメージしながら模索していた過程をご覧ください。

 

■計画地のお向かいには、4年前に設計した「越谷の家Ⅰ」があります。

この建物は3つのブロックから成り立っており、

方形または寄棟の屋根を履行させながら連結することで、

それぞれの領域を自然に生み出し、

役割を与えた3つの庭と車庫そして外部動線を作り出しています。

■計画地

 

 

■『PLAN・A』

他の設計者はどのようなプロセスで設計を進めるのか分かりませんが、

初期の段階では細かい間取りはどうでもよく、

まずは周辺との調和そして敷地と庭に対してあるべき建物の骨格を模索していきます。

この時はブロックの形状を書きながら、頭の中で構造、屋根形状、1階、2階の間取りが浮かんでは消えというのを繰り返しています。

◇2列、3列

2列では北側。3列ではT型に2階を設置。

建物の間の庭と主庭の関係が希薄で、これは感覚なのだけれどしっくりこない。

 

 

◇一つは中央の庭を4つのブロックで囲みつつ、4隅には役割を与えた駐車場、玄関、設備スペース、物干しスペースがあるプラン。

もう一つは5つのブロックを組み合わせ、プライバシーを確保しつつ生きた窓を設けるプラン。

この2つのプランはゆったりした敷地ではなく、もう少しコンパクトな敷地で周辺に建物が建てこんでる方が活きてくる。

 

 

 

◇L型と正方形の組み合わせを検討していたら。。。

 

◇中庭を中心に展開するプランの原型が生まれ。。。

 

◇敷地に対しての庭のありかた、庭と建物の関係性、

1階、2階、屋根、構造の仕組みに手応えを感じ加速度が増していき。。。

 

 

◇諸室、収納、裏動線などの生活空間、

照明、空調などの設備、

中庭や植栽などの外部空間をまとめ、『PLAN・A』の完成。

 

■『PLAN・B』

◇いつもプランは一つしか作りませんが、

なにか産まれないかと、ゆったりした敷地に整形の大きなブロックでのプランを模索しました。

 

■模型

敷地に対して座りが良いか、視線の抜け、開口部の大きさなどをスタディする模型の製作。

 

■左:『PLAN・A』 右:『PLAN・B』

 

 

■『PLAN・A』

◇南

 

◇東

 

■『PLAN・B』

◇南

 

◇東

 

■図面と模型そして私とご主人様の脱線気味の会話を織り交ぜながらプレゼンをし、

中庭のある『PLAN・A』で決定。

 

※毎回このように、周辺との調和そして敷地と庭に対してあるべき建物の骨格を模索し設計をしています。

09 7月 2018 no comments

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